ティツィアーノ展_感想
上野公園 東京都美術館にて開催中のティツィアーノ展へ行ってきました。
美術への造詣があるほうではありませんが、ルネサンス期の神話や宗教画などの作品は素人目にもわかりやすい作品が多く、毎度この手の展覧会には伺っております。
ティツィアーノの名前が前面に出ていたので、ティツィアーノの展覧会かと勘違いしていましたが、あくまでヴェネツィア派の展覧会だったんですね。
予想とは違いかなり中世的な宗教画も多く、見たいものと、まぁ・・・というものがはっきりと分かれるという印象を持ちました。
フローラにとにかく圧倒されました。
フローラの前にいくつかの絵を見ることになるのですが、中世的な絵画は人体の質感に物足りなさを感じます。布地は綺麗なのですが、肌の色は平面的で私個人としてはあまり得意ではありません。
というような流れの中で、フローラは突然現れます。
写真やテレビでは何度も見ていますし、専門家が絶賛しているのも何度も聞いていますが、やはり
百聞は一見に如かずです。
指先から肌から、本当にそこにあるんじゃないかという立体感と、触ってみたいと思わざるを得ないような滑らかな肌の表現に見入ってしまいます。
変態っぽく言えば、吸い付きたくなるような肌感を実物を見ることで強く感じます。
思わず右手を差し出して触りたくなるような綺麗な髪も見どころです。
纏っている衣服のキメや質感も、写真なんじゃないのかと思わされるような美しい仕上がりになっています。
・・・と素人がつらつらと書いていますが、これは実物を見て確認いただくべきだと思います。
ほかにもたくさん作品があります。
まぁ私はフローラに感動した結果あまりほかの作品は覚えていないという有様ですが。
以上、初めての記事です。
趣味や感想などを書いていきながら自分なりに進めていきますので、よろしくお願いします。