Versailles JUBILEE_感想

今年になって活動再開したとのことですので、懐かしい作品のご紹介です。

 

Versaillesのメジャー1作目のアルバムです。貴族風のコスチュームでメタルソングを演奏するというプレイスタイルで人気のバンドです。

つい最近まで活動を停止していましたが、先日の日本武道館公演をもって活動再開しました(私はそれには行けませんでしたが・・・)

 

本アルバムの中にはあまり定番曲はないのですが、(ライブなどでの演奏頻度が高いなど)

インディーズ時代のアルバムの方が定番曲が多いのですが、

私はこのアルバムが一番好きですね。

 

1曲目のGod Palaceは、一発目から10分の超大作ですが、曲自体に動きが多いですので飽きてしまう、長く感じる、という感覚はないと思います。

だらだらと演奏で間を持たせているような曲ではなく、一つのストーリーが進んでいくような、長い曲ではありがちな作りかもしれませんが、数ある10分ソングの中でも傑作のひとつに数えられると思います。

 

2曲目のAscendead Masterは本アルバムのリード曲になり、これに関してはライブにおいても定番曲です。曲全体に流れるメタルらしい疾走感と、ボーカルKAMIJOの醸し出す雰囲気がきれいにマッチした歌詞の世界観がうまく合わさった曲です。

個人的にはVersaillesの曲の中では3本の指に入る名曲だと思います。

カラオケで歌えば、サビの歌詞でほかの人たちのウケを狙えることは間違いないです。

歌詞通り燃え上ってしまうかもしれませんが…。

 

ちなみにライブで行われる謎の振り付けも見ものですが、私はいまだにどうやっているのか分かりません。

 

4曲目、愛と哀しみのノクターンは、疾走感という言葉が似あうようなヘドバン曲です。

前奏からグッと引き込まれてあとは頭を振っていればいつの間にか曲は終了しているような、そんな曲です。

ピロピロピロピロならす曲でもありますので、スピードメタルファンも満足の逸品だと思います。

 

5曲目、Amorphousで小休止です。

疲れた首を休ませるような、歌詞も癒しましょう的な、そんな一曲です。

メロディラインが綺麗なので、本当にアルバムの中ではいいアクセント曲だと思います。

 

6~10曲目までは(7曲目を除いて)またスピードメタルチックになります。

特に10曲目のPRINCESSはおすすめです。これまた8分の大作で、God Palaceのような曲調に振れ幅あるという感じとは違いますが、曲全体がメタルの疾走感と壮大さが折り合っており、メタルファン的には心地よい曲なんじゃないかと思います。

曲が終わった後は、もう終わっちゃったのかと名残惜しい気分になれる曲です。

 

11曲目は実質最終曲のSerenadeです。

締めにかかったバラードという感じがありありと出ており、ボーカルの声をじっくりと聞きたい人にはたまらないのではないかと思います。

(私はPRINCESSでアルバムの電源を切りますが・・・)

 

以上です。

結局ほぼほぼ全曲感想を書いてしまいましたね。

NOBLEも傑作だと思いますが、個人的にはJUBILEEの方が好きな曲が多いです。

 

KAMIJOのソロプロジェクトも嫌いではありませんでしたが、やっぱりVersaillesとしての今後に活動に期待したいですね。